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2012年11月19日

漆喰に入れる糊の役割 その2

漆喰に糊を入れる役割についてまた書きます

その一はこちら→「漆喰に入れる糊の役割

漆喰に糊を入れる役割は、接着や強固に固めるためではなく漆喰の水分の持ちをよくするためです 多少の接着力強化の役割もありますがほんと多少です

接着し強く固まる力は石灰にあります 消石灰の持つ化学反応 再石灰化 によります 焼かれたことにより二酸化炭素を消失した消石灰は二酸化炭素を取り込むことで元の生石灰へ戻ります

その反応こそが、固まる力なのです 再石灰化は100年は続くといわれています だから、1年後より10年後、10年後より100年後のほうが漆喰壁は硬く強固なのです

だから石灰の含有量が多いとより強い漆喰になります また石灰の持つ抗菌能力が発揮され空気がよりキレイになります

スイス漆喰は石灰の含有量が95%以上!骨材も石灰石 相当純度が高く、強い漆喰といえます

国産の漆喰は石灰の含有量がだいたい60%未満 のこりの4割はツナギ(スサ、藁)と糊です 柔らかい漆喰といえます

しかし、だからといってどっちがいい悪いという話ではありません

この製法の違いは建築の土壌や歴史によるのです

日本の漆喰に糊を入れる理由それは・・・

「土壁」

日本の建築は木、竹、草、紙、漆喰、石、土、粘土、鉄などが主な材料(実は全世界共通)で、これらの材料で長く住まえる住宅を考えると、大きな問題 地震、シロアリ、そして湿気 この3つの問題があります

四季がはっきり巡る日本では快適な湿度調整と地震に対して石積みのような強さではなくしなるようなしなやかな住まいでないと長く住まえなかった

こうした長く住まうためを考え、出た答えが壁は竹と藁で骨組みを作り土で厚みをつけて最後に漆喰を塗るというという壁の作りでした

漆喰を塗る下地は「土」土もそのままでは壁に塗れません 土ですからボロボロ落ちていきますそこでツナギを加え壁にひっつくように、固まるようにします

そうしても土は土、この素材は柔らかく、水分を激しく吸収する

そこへ石灰が多く含まれた強く硬い漆喰を塗ると柔らかい下地の上に硬い漆喰・・・相性が悪くて漆喰が剥がれます

下地になる柔らかい土との相性をよくするため、国産の漆喰は製造工程で水を加える消化という工程で「乾式消化」という方法をとります

すると柔らかい漆喰ができます

でもこれだけではまだダメです、まだ硬い、そして水分を激しく吸う土の上では伸びないし漆喰が急速に水分を奪われてしまうため乾燥しないまま水分だけ獲られひび割れますし剥れます

そこで石灰純度を落としツナギをいれ、糊を入れます 糊を入れるととろっとして、ゼリーのような・・・ちょっと表現が難しいですがとろっとします

糊を入れることで激しく水分を吸収してしまう土の上でも漆喰はすぐに水分を奪われないで済みます

しかし、製造工程で乾式消化を採用し、土の柔らかい下地に合わせたために石灰の純度が低く漆喰も柔らかいものになってしまいました

柔らかいと漆喰も弱くなってしまいます そこで必要となったのが、「左官技術」です

左官屋がコテで何度も何度も漆喰を撫でて強くします 糊を入れたことにより土に水分を急速に奪われなくなったことでコテで撫でる時間・左官屋の作業時間が増えます

その時間で何度も漆喰を撫でてコテの圧力で押さえることにより継ぎ目なくまっ平らで白くつるっとした仕上げになります

継ぎ目なく平らで白くなる よくお寺や蔵など漆喰が使われている日本建築の壁の仕上げです これは単なる意匠的な意味合いだけではなく、柔らかく仕立てた漆喰を強いものにする役割もあったのです

さらには、その漆喰を雨から守りより長く美しい住宅が保たれるように日本の伝統建築では収まりかたにも工夫がよく見られます

軒ので、立ち上がり、漆喰の使い方、設計など、素材一つで様々な背景が見えるので歴史のある文化的なデザインには、その地域で長く快適に住まえる住宅のためには!?の答えが沢山詰っています

特に日本建築は大変奥深い、紙や草や土、石や鉄に比べると弱い、脆弱な素材を使いながらも3世代も長く住まえる これは世界の建築からみたら素晴らしいことであり驚くべきことなのです

ちなみに、スイス漆喰が使われてきた欧州建築、欧州系の建築では漆喰を塗る下地は石灰石もしくは、石灰モルタルというとても硬く強い下地で壁を作ります

硬い下地だからこそ、硬く強い漆喰との相性はよく、剥れなんかのトラブルも起きません さらに左官技術で何度も撫でて押さえて強くする必要もありません だから欧州建築の塗り壁はざっくりした表情でも大丈夫だったのです

しかし漆喰を強く仕上る左官技術が必要でなかったからといって左官技術の後進国だったとも限りません 別の分野での技術はすさまじいのですとくに「イタリア」この国の左官技術はとてもレベルが高いです

その話はまたの機会に

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2012年11月9日

ネットで見つけた話題【血液レンガ】

インターネットで建築系のちょっとしたニュースはないかとネットサーフィンをしていると・・・「牛の血液混ぜて作ったレンガ」の話題を見つけました

発案者はイギリスの建設学校を卒業したジャック・マンロー氏

なんでも牛の血液を入れることで水不足が深刻な地域の水の変わりを牛の血がしてくれると、そして堅牢で防水性ばっちりとのこと

詳しくは→付録部さん

ぼーっとこのニュースを見ていて感じたことは、「イタリア人じゃなくイギリス人なんだ」ということ

そこッ!?と思う方もいるだろうが、イタリア人に注目する理由は、イタリアの北部(スイス寄りの地域)では牛の血や生のチーズを「漆喰」へ入れることで漆喰の耐水性を上げるという製法がもともとあったのだ

家畜(食料)として命を頂いたあとに出る血液を利用し水を汲みに行くのに労力のいる場所で水のかわりとして漆喰の練りに使われ、さらにその血液が防水性を高めるのだ

だからきっと知っているイタリアの左官屋さんがこのニュースを知ると「あんれまっ!こんなのでニュースなんだら、うちで作ってる漆喰も・・・」なんてなるのではないかと思う

ちなみにスイス漆喰は石の焼き方や消化(水を加える工程)は350年前からある伝統製法だが、漆喰の繋ぎなどの中身はドイツ南部の製法によく似ている

ドイツ南部では漆喰にブナの木の繊維亜麻仁油を繋ぎとして混ぜることでしなやかな強さを得るのだ スイス漆喰も同様に95%以上は石灰、骨材も石灰石という超高純度漆喰だが、残りの5%未満は亜麻仁油とブナの木の繊維

石灰と繋ぎの配合比は違うが、もしかしたらドイツ南部で伝統的に作られていた漆喰がスイス漆喰の350年続く製法のルーツなのかもしれない・・・

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2012年5月30日

スイス漆喰はmade in Switzerland

スイス漆喰はスイスで作られています

あ、当たり前か。スイス漆喰の会社スイスの「HAGA社」について少し紹介

1953年Dr.ケミカルが創立。

以来、スイス伝統の製法による有害物質を廃した100%天然成分の塗材を現代の建築に適合させて開発しています。

1975年に経営者となったエルンスト・ビューラーは「スイスバウビオロギー協会」設立の主要メンバーのひとりで、

半世紀も前から内容成分の完全明示を行うスイスウォールは常にバウビオロギーの観点で最高レベルにあります。

バウビオロギーとは、直訳で建築生物学 この学問の目的は人が自然と共生しながら長く世代を越えて健やかに暮らせる住まいについての学問です

この学問の考えに適していたのが5000年以上前からその土地にあった最高の素材、その中でも一番石灰の純度が高く製法が優れたスイス漆喰だったのです

人の健やかな暮らしに焦点をあてて設立された会社はそうはありません

自然との共生と健やかな暮らしのために販売されているスイス漆喰は石灰純度と石灰の質そしてバウビオロギーの観点では間違いなく世界の中でも最高レベルです 石灰純度に関しては世界一かもしれません

さっ そんなスイスの会社のエントランスはこんな感じ

スイス漆喰の様々な表現が見れます、手前の石膏と漆喰の像から、磨きや着色のサンプルなど

そして製造現場(詰め込み作業場)はこんな感じ

半年熟成させて、漆喰として完成したものを一度大きいミキサーへ入れかき混ぜてから、バケツへ入れます ここで作業しているお兄さんはここで働きはじめてから風邪などの病気になったことがないそうです たぶん漆喰の空気浄化機能のおかげです

そして詰め終わったらこんな感じで梱包され、日本へ

ちなみにこれはスイス国内用のバケツ ラベルが違います

スイス国内向けにもちゃんと漆喰と記入されています

最近、日本でも色々なヨーロッパ製漆喰が輸入されていますが、パッケージにもろにmortero(モルタル)と記入されているのに漆喰と言い張る建築業者に合いました

健康住宅と謳う住宅を立てる会社だったのですが、残念ながらプロの建築の方でも漆喰を見抜く目利き能力はないようですし、外国の言葉はわからないようです

海外ではモルタルとして販売していて、日本では漆喰と偽って販売されているもの、実は結構あります 法律での規制がないからこうなるのです

スイス漆喰はスイスでも本漆喰として販売されています、情報はいくらでも出せます成分も全て明示していますしね

スイスの「HAGA社」の製品コンセプトにも深く影響するバウビオロギー

住宅もそうですが、その材料となる建材についてもゆるい日本ではまだまだバウビオロギーの考えにあう、自然と共生し長く健やかに暮らせる住宅は少ないといえます

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2012年4月20日

スイス漆喰と日本の漆喰の違い

よく聞かれるスイス漆喰と日本の漆喰の違いを紹介

基本は石灰を焼いて生石灰へそして、水を加え消化、繋ぎの素材を混ぜて熟成で本漆喰!です

まずは材料 

スイス漆喰
アルプス山脈から採掘される良質な材料 アルプスの石灰石は純度が高く豊富に採掘されるので近隣のドイツ、オーストリア、フランス、イタリアなどにも輸出されるブランド石 その埋蔵量は無尽蔵也

日本の漆喰
日本で漆喰を製造できるクオリティの石灰石が採掘できる場所 栃木、岐阜、石川、福岡、高知 これらの少ない産地から石灰を採掘しても、漆喰へできるクオリティの石灰は採掘した全体の量の数% 近年は石灰に似た石の雲母(ドロマイド)を使う塗り壁も登場
石灰石が取れない地域は貝殻を使い漆喰を製造 貝殻を使う技術「貝灰」は江戸時代以降に急速に技術発展した

材料の焼き方=生石灰の作り方

スイス漆喰
950度の低温で焼成 焼く温度は必ず1000度未満 そうすることで石灰の粒子の大きさが均等になる=繋ぎを入れたときや塾生させたときの粒子が雪の結晶のように大きく育つ=強くなる

日本の漆喰
800度~1500度 結構産地によって温度はまちまち しかし低温での焼成はやはり粒子を均等にし強い漆喰へなる

消化 水の加え方(大きな違うだけどマニアック)

スイス漆喰
大量の水へどぶ漬け!大量の水でいっきに生石灰を消化することで、クリーム状の強くしなやかな漆喰ができる=強く硬いため石や石灰モルタルなどの硬い下地との相性がよくなる また漆喰が強くしなやかなため塗りの技術も必要なく塗りっぱなしの表情が得意 大量の水を使う消化を湿式消化といいます
そしてスイスの水は硬水(ミネラル豊富で洗濯なんかには不向き)硬水があたると石灰石はアルカリ性が強くなる=空気の浄化能力・殺菌能力が強くなる

日本の漆喰
日本の漆喰のほとんどは少量の水で石灰を粉末にします そうすることでやわらかい漆喰ができます やわらかい漆喰は土壁などやはりやわらかい下地との相性がよくなる しかしやわらかいために左官の技術(まったいらにおさえて塗る技術)で強度を持たせる必要がある 少量の水で行う消火を乾式消化といいます
日本の水は軟水でミネラルなどがなく強い味がない水
繋ぎの材料

スイス漆喰
ブナの木の細かい繊維 亜麻仁油(花の油) 石灰石 ブナの木と亜麻仁油は体積の5%未満ととても石灰の純度が高い

日本の漆喰
すさ、わら 海藻糊(昔は米糊) 製法によっては菜種油 素材(石)の違いと乾式消化で土の上に適した日本の漆喰は体積の約40%は繋ぎの材料で石灰は60%程度がマックス

熟成期間
どちらも3ヶ月以上 スイス漆喰は6ヶ月以上熟成させないと出荷しない

ということで結構厳密に言っていくともっと違いはあります でもおおまかにこんな感じだと思います

番外編
最近多い、海外漆喰 安くてスイス漆喰に似たような売り文句が多いですが、日本に入ってきている海外の漆喰で本物の本漆喰はスイスとモロッコのヤツだけです(言い切れます)

その他は、「石灰モルタル」もしくは「石灰セメント」です

石灰モルタル・セメントはヨーロッパで多く、漆喰の原料が少ししかとれない地域の漆喰(消石灰)に体積の3倍以上の量の骨材(石や砂)を混ぜて水増ししたものです(イメージは水でうす~く、薄めたカルピス) 漆喰を塗る下地になります

ヨーロッパの建築では石を積み、その石の接着剤に石灰モルタルを使い、仕上げで生石灰クリームや漆喰を塗ります

石灰モルタルは体積の多くを骨材(石や砂)が占めますので密着力が弱く、そのまま仕上げると不安が多いです 現行で販売されているほとんどは密着力を高めるためにバインダー(接着剤)を入れます

もしスイス漆喰や日本の漆喰と似たような売り文句で厚みが5mm以上塗れるものがあったら要注意です それは消石灰を多く含んだ漆喰ではありません 厚みをつけるために消石灰に大量の骨材(石、砂)を含んだ石灰モルタルです 漆喰ほどの機能性や経年の美しさはありません

ちょっと石灰モルタルに対してトゲのある表現をしてしまいましたが、今、日本では「石灰モルタル」を平気な顔して漆喰と謳い販売している業者や建築屋がいます 知らないということは怖いことです

日本では建材偽装に対しての規制はなく、消費者が本物を判断することができない状態にあります
ですので、近年の珪藻土ブームでも、珪藻土の含有率が数%で残りは全て化学系の合成樹脂というのが市場に多く出回りました 合成樹脂を多く含んでいるので珪藻土なのに住んでからアレルギー反応が出た!なんてのも実はあるのです 自然素材と謳い実は自然素材ではない・・・そんなものが多く出回っても規制はありません

そういった製品の出現はスイスや隣国ドイツでも同じでした

その問題を解決するためにドイツやスイスでは消費者でも素材を判断できるように、建築材料も食品と同じように成分を完全明示するという動きが起こりました その動きの発端はドイツリボス社です

塗料メーカーのリボスは建築業界でいち早く建材と空気環境と人間の健康についての関係性に気づき建材の成分を完全公開するまでにいたりました

成分を公開するということはライバル会社にも成分が知れ渡る=コピー商品が製造できてしまうというリスクをはらいながらの情報公開です

しかし、住まいの環境と健康>コピーさせるリスクだったのでしょう

スイス漆喰も同じく成分は完全公開しています 疑問があったら全ての成分を調べれます

口に入るものは食品だけではなく、「空気」も大事なファクターです

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2012年2月14日

スイス漆喰カルククリームの原材料ゲッツ!

カルククリームの原材料ゲッツ!!

このバケツ。。。↓ ↓ ↓

中身はなんと・・・


カルククリームの主原料でもある生石灰です!

スイスよりはるばる届きました。

生石灰って何なんや?( ̄. ̄;)

スイス アルプスから産出される石灰石を約1000℃で焼成したものです。

漆喰の製造サイクルを知りたい方は こちら≫≫ をご覧下さいね。

なんでこんなものが事務所に???

何やらイベントにも使うようですが。何をするのでしょうかね?

さて、こんな生石灰を見ているとイタズラ心がふつふつと・・・(*▼▼*)

この生石灰、紐を引くと温まるお弁当なんかにも使われるのと同じ成分

酸化カルシウム(CaO)」ってものです。

と言うことは水を加えるとかなりの高温を発するはずですよね☆

さっそくじっけーん!!

水温計を当てていますがみるみるうちに 80℃まで上昇!!

水を加えながらでもこの高温です。

※ とても危険なので良い子はマネしないでね!

この生石灰に水を加えたものが消石灰「水酸化カルシウム(Ca(OH)2)」になります。

漆喰はこの消石灰を主成分にしたものなんですよ。

と言うことは、スイス漆喰のあの白さは消石灰の白さでもあるはず。

← こちら ♪ (左が消石灰、右が生石灰)

 

山から採掘してそのままの石灰石を焼成しただけとはとても思えない白さですね。

この白さが純度の高さ、アルプスの清らかさってことなんでしょうか。

もちろん、このまま壁に塗るってことはできません。

スイス漆喰には、亜麻仁油やブナセルロース等(もちろん天然100%)の添加物を加え

6ヶ月以上熟成させてから出来上がります。

そうすることで割れにくく、弾性のある漆喰に仕上がるって訳ですね。

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2011年12月21日

しっくいの原料って?

しっくいの原料をご紹介

しっくい・・・土のようで土でない、塗料のようで塗料でない、かくしてその正体は・・・「石」です

しっくいは「石灰石」からできています

self remakeで使うカルククリームはアルプス山脈の石灰石からできています

この石灰石、もとは2億5千年前の珊瑚や貝殻が積もり積もってできました。貝殻?珊瑚?と思った方、そうなんです
アルプス山脈もかつては海の底・・・それが2億5千年という果てしない時間の中で大陸プレートに押し出され、隆起し、現在の山脈に至るというわけです

このアルプス山脈の位置も重要です、ヨーロッパ大陸の真ん中に位置するスイス、貝や珊瑚が多く生息してたであろう平地の中にあり大きな大陸の圧力を受け隆起したため、アルプス山脈の石灰岩は世界一キメの細かい上質な石灰が採れるそうです

だからヨーロッパでもスイス漆喰の品質は有名で近隣のドイツ、フランス、イタリアetcなんかでも多く見られます

ただしっくいになるまでは、まだ手間が必要です石灰石=炭酸カルシウム(CaCO3)の状態ではしっくいになりません

そこで一度焼きます、950度でじっくり焼きます ちなみにこの950度という温度ですが、しっくいの焼成の温度では低温、弱火の方です。

強火のものは1500度の高温ですぐ焼きます、メリットは製造期間が短縮できるということ 

しかしお肉と同じで弱火でじっくりと強火でこんがりでは焼き加減が均一になりません カルククリームは弱火でじっくり

石灰石を焼くと、二酸化炭素CO2が出ます 記号にするとCaCo3ーCo2=Cao
Caoは「生石灰」という名称になります

石を焼いてできたての灰だから、生の石の灰、生石灰

これに、火を消すために使う「水H2O」をかけます Cao+H2O

火を消す水が生の石の灰に合体して、消石灰となります 火を消された石灰です

カルククリームはここで水の後に亜麻仁油(花の種の油)とブナセルロース(ブナの木の細かな繊維)、石灰石(繋ぎ通称骨材)を混ぜ、半年一定の環境で熟成します

この半年の熟成期間があるかないかで大きくしっくいの性能と耐久性が変わります、強く柔軟な漆喰になります

そしてその後、水をかけたことにより、再石灰化という反応が起こります

再石灰化という反応は二酸化炭素CO2を取り込みまた炭酸カルシウムに戻ろうとする力です、つまりまた石灰石に戻っていくという反応です

まっとうなしっくいであればこの再石灰化の反応は100年続き、100年後はもとの石の壁に戻ってしまいます

長くなりましたが、2億5千年前に生まれた石の壁・・・

アンティーク家具が似合うはずですね

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